Works 施工事例
今回ご紹介させていただきます工事は【瓦棒葺き屋根】と呼ばれる工法で、カラー鉄板を使用しております。元来は焼き付き塗装を施しておりますが、材料表面が【チョーキング(白亜化現象)】を起こし粉が吹いた様になっているものは、既に塗膜の耐用年数は過ぎています。このまま更に放置しますと錆が発生し腐食→穴が開いてしまいます。穴が開いた時点で修繕費は塗装の倍以上のコストとなりますので、何でも予防の方が安く付く訳ですね。
施工方法は写真の通り、サンディング→錆止め塗装→1回目上塗り→2回目上塗りとなります。つまり最低4工程は必要になす。→補足情報はコチラ
ビフォアーアフター
ビフォアー
材料表面が【チョーキング(白亜化現象)】を起こし粉が吹いた様になっています。サンディング、清掃
錆止め塗装
塗装1回目
塗装2回目
【補足】
塗装することで材質を変質しないよう保っている材料は、塗膜の劣化が始まりますと必ず早目に塗装の塗り替えをしなければいけません。その際に、塗装工程・塗料の選択を間違えますと、長期間材料を保護する事は出来ません。適切な材料と工程で対処するのが私達プロの仕事です。
素人の方がホームセンターなどでご購入なさった塗料で最近流行のDIYの如く日曜大工的に色んな所に塗装されておられますが、結局コレは後々お高くつきます。と言いますのも、基本的にホームセンターなどで販売されている塗料とプロが使う現場に合わせた塗料とは材質から配合成分まで全く違っており、一旦安価な材料を使用した後に塗り替え時にプロの良い材料を使用しようとしても、プロの材料が強過ぎ日曜大工で塗装した安価な材料が負けてしまい、結果としてプロが塗装し綺麗に仕上がった塗膜でも時間の経過とともにあちらこちらに膨れや捲れが生じて来ます。
事前に状態の見極めも説明もせず施工しトラブルとなってしまうケースもあるようですが、良い施工会社の場合は、施工前の下見の際にそれを見抜き「このままではこの上からは塗装出来ませんよ」と説明があるはずです。